「ミネラルコスメは肌に悪いと聞いたことあるし不安だなぁ…。」
ミネラルコスメは石鹸落ちするアイテムも多く刺激が少ないのは本当ですが、ミネラルと名のつくすべてのアイテムが肌に優しいとは限りません。

そこで今回は、ミネラルコスメのメリット、デメリットを詳しくお伝えしていきます!
ミネラルコスメを選ぶときのポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ミネラルコスメは肌に悪い?

ミネラルコスメが肌に悪いのかどうかは結論、配合されている成分によって異なります。
なぜなら、日本にはミネラルコスメの明確な定義はなく、少しでもミネラルを含んだ化粧品であれば”ミネラルコスメ”と名乗れるから。つまり、ミネラルさえ含んでいれば、化学成分がしっかり入っていても”ミネラルコスメ”として販売可能なのです。
そもそもミネラルコスメとは一般的に、
- マイカ
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
- 酸化鉄
- シリカ
などのミネラル(天然鉱物)を主成分とした化粧品のことを指します。一般的な化粧品とミネラルコスメの大きな違いは、構成成分がミネラルのみ、もしくはほとんど化学成分を含まないという点でしょう。

なので、自分にあったミネラルコスメを選ぶためには「ミネラル」という字面のみを見て安心するのではなく、配合されている成分やシンプルな作りに着目するのがポイントですね!
ミネラルコスメのデメリットと注意すべき点

ミネラルコスメはお肌の味方ですが、デメリットや注意するべき点もあります。
- ミネラル以外の成分を含む場合がある
- 一般的な化粧品と比べて化粧が落ちやすい
「ミネラルコスメって実際どうなの?」と疑問に思っていた方は、参考にしてみてくださいね。
ミネラル以外の成分を含む場合がある
ミネラルコスメは明確な定義がないため、以下のようなミネラル成分以外にも化学・合成成分を多く含んでいる可能性があります。
ミネラルコスメに含まれる主な成分
タルク、カオリン、マイカ、セリサイト、シリカ、酸化鉄、酸化チタン、ベンガラ、酸化チタン、酸化亜鉛、オキシ塩酸ビスマス等
というのも、本来のミネラルコスメは、基本的にミネラル(鉱物)のみで構成しているものを指しますが、ブランドやアイテムによっては、使用感や仕上がりを補うため鉱物以外の成分を配合している場合があるからです。
例えば、ルースタイプのファンデーションは鉱物のみの配合が多いですが、固形タイプやクリーム状になるにつれ、カバー力や肌への密着度が高まると同時に、鉱物以外の成分を含む可能性が高いでしょう。
一般的な化粧品と比べて化粧が落ちやすい
ミネラルコスメは、一般的な化粧品と比べて化粧が落ちやすいデメリットがあります。
なぜなら、鉱物のみを含むシンプルな配合であればあるほど、肌への密着度が低いから。密着度が低い分、皮脂や汗による落ちやすさや崩れやすさが否めません。
とはいえ、化粧崩れで特に気になるベースメイクは、ひと工夫することでグッと改善する可能性もあるので、ミネラルファンデーションの化粧モチが気になる方は、ぜひ以下の記事も読んでみてください!
ミネラルコスメのメリット

ミネラルコスメのデメリットをお伝えしましたが、もちろん肌刺激を減らしたい方にとってメリットもあります!
- メイクを石鹸のみで落とせるものが多い
- 肌トラブルを軽減できる
ぜひチェックしてみてくださいね。
メイクを石鹸のみで落とせるものが多い
ミネラルコスメの最大のメリットは、石鹸のみで落とせる点でしょう。
ミネラルコスメは基本的に石鹸落ちが可能なので、洗浄力の強いクレンジングを使う必要がなく、肌への摩擦刺激をできるだけ避けたお手入れが可能です。そのうえ、クレンジングの過程を省くことで疲れた日の時短ケアも叶うでしょう。
さらに、クレンジング剤などに使われている界面活性剤に肌が触れるのを極力減らすことができるので、肌本来の持つバリア機能を維持もできるメリットもあります。
バリア機能とは?
肌本来が持つ機能で、肌表面の角質層が外部からの刺激や異物の侵入から肌を守ったり、身体の内側に蓄えている水分が逃げないようにしたりする働き。
ただし、一部のミネラルコスメは石鹸のみで落ちない場合があるので、石鹸落ち対応の商品かどうかしっかり確認してくださいね。
肌トラブルを軽減できる
ミネラルコスメは、ブランドによっては着色料を天然由来のものにこだわっていたり、美肌成分も含まれていたりと、”肌に優しい化粧品”をコンセプトに作られています。
なので、ミネラルコスメを使えば「肌が痒くなる」「使う度に皮膚が赤くなる」といった肌トラブルを防ぐ効果があります。

肌トラブルを起こしやすい方にとって、新しい化粧品を試すのは勇気が必要ですが、界面活性剤などの化学物質に敏感なお肌の場合、ミネラルコスメで肌状態の改善を期待できるかもしれません。
肌負担を減らせるミネラルコスメを選ぶポイント

次に、肌トラブルを減らせるミネラルコスメを選ぶポイントを紹介します。
- できるだけシンプルな配合のものを選ぶ
- 洗顔料や石鹸で落とせるものを選ぶ
ミネラルコスメの選び方に困っていた方は、ぜひ参考にしてみてください!
できるだけシンプルな配合のものを選ぶ
肌への負担を減らしたいなら、敏感肌に刺激を与えやすい化学・合成成分を避け、できるだけシンプルな配合のミネラルコスメを選ぶのがポイントです。
特に気を付けたいのは、以下のような化学・合成成分です。
石油系界面活性剤・鉱物油・合成香料・合成着色料・パラベン(防腐剤)・シリコン・タルク・紫外線吸収剤・アルコールなど
とはいえ、化学・合成成分が入っているから全ての人にトラブルが起こるわけではありませんし、化学成分を配合しているからこそ使い心地の良い商品があるのも事実です。
反対にミネラル100%でも肌トラブルが起きる可能性はあるので、「化学成分はダメ」というような極端な基準ではなく、実際に自分の肌で使用して合うか合わないかを確認してみることが大切ですね。
洗顔料や石鹸で落とせるものを選ぶ
洗顔料や石鹸で落とせるミネラルコスメを選べば、「クレンジング要らずで肌に優しい」というメリットを最大限に活かして使用できるでしょう。
石鹸のみでメイク落としができれば、摩擦刺激を最小限にできるほか、強いクレンジング剤に肌を晒す必要がないので、結果的に肌への負担を少なくできますね。

なので、「どのアイテムからミネラルコスメを選ぼう…。」と迷っている方は、まずお肌に直接触れる面積の広いベースメイクから取り入れるのがおすすめです!
【石鹸落ちする】シンプル配合のおすすめなミネラルファンデーション

では最後に、石鹸落ち可能なミネラルファンデーションを2つ紹介していきます。
- ETVOS(エトヴォス) マットスムースミネラルファンデーション
- ONLY MINERALS(オンリーミネラル) ファンデーション
ミネラルコスメに初めて挑戦する方は、ぜひチェックしてみてください!
①:ETVOS(エトヴォス) マットスムースミネラルファンデーション

エトヴォスのマットスムースミネラルファンデーションは、シンプルな配合なのに高保湿・高密着の滑らかなつけ心地かつ、もちろん石鹸オフが可能な優秀アイテム。
マットスムースミネラルファンデーションの全成分
マイカ、酸化亜鉛、シリカ、ラウロイルリシン、(+/-) 酸化チタン、酸化鉄、水酸化Al、糖脂質
乾燥肌から脂性肌まで幅広い肌質の方へ対応しているほか、きめ細やかな粒子が毛穴の目立たない肌へと仕上げてくれます!
下地には「ナイトミネラルファンデーション」がおすすめ!

「ナイトミネラルファンデーション」は、化粧下地や仕上げパウダーの用途だけでなく、おやすみ前のトリートメントパウダーとしても使用できる新感覚なスキンケアパウダーです。

ミネラル成分「マイカ」のツヤ肌効果と、「カオリン」による余分な皮脂吸収によって、お肌に自然な透明感をプラスしてくれるでしょう。
エトヴォスの「マットスムースミネラルファンデーション」と相性が良く、セットで使用するのがおすすめです!
②:ONLY MINERALS(オンリーミネラル) ファンデーション

オンリーミネラルの「ファンデーション」は、石鹸落ちが可能なのはもちろん、日焼け止め、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション、フェイスパウダーと5つもの役割を果たしてくれる多機能商品です。これほどの機能を兼ね備えながら、4つのミネラルのみで作られたシンプルな配合には驚きですね。
ファンデションの全成分
マイカ、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛
なお、「ファンデーション」は全18色と豊富なカラーバリエーションを揃えているので、あなたにぴったり合うカラーがきっと見つかるでしょう!さらに、ミネラルに含まれる光の拡散成分で肌の欠点を視覚的にケアしてくれるので、ミネラルファンデーションならではの艶感も楽しめますね。
まとめ:石鹸で落とせるメリットを活かしてミネラルコスメを使おう!
ミネラルコスメは良い面も悪い面もそれぞれありますが結論、石鹸で落とせるシンプルな配合のアイテムを選べば、肌に優しいメリットを最大限に活かして使用できるでしょう。

なお、人によって刺激になる成分は異なるので、ミネラルコスメだから安心しきるのではなく、体質やライフスタイルと照らし合わせてより自分に合ったものを探していきましょう!
ぜひこの記事を参考にして、ミネラルコスメ選びに役立ててみてくださいね。